論文等のPDFについて [研究業績]
論分や学会プロシーディングスのPDFは、著作権が問題ないものについてはresearchgateおよびresearchmapにアップロードしています。
researchgate: https://www.researchgate.net/profile/Miho-Fuyama-2/research
researchmap: https://researchmap.jp/mihofuyama
最近の『認知科学』圏論特集もjstageでフリー公開となっているので、上記のページにアップロード済みです。良かったらご覧ください。
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最近の『認知科学』圏論特集もjstageでフリー公開となっているので、上記のページにアップロード済みです。良かったらご覧ください。
量子認知関連 [読書記録・日記]
文章の解釈の重ね合わせみたいなものを研究したい、という理由で量子認知に興味があって、勉強中です。
関連して、今年の認知科学会の全国大会でオーガナイズドセッションを行います。
非可換確率論を用いた認知科学(量子認知)の基礎と展開可能性
プログラムとしては、量子認知分野のいくつか主な研究紹介を私が、非可換確率論(量子確率論)の必要な部分の基礎の紹介を西郷甲矢人さんが、ご自身の量子認知関連の研究紹介を山田真希子先生が行い、最後にディスカッサントとフロアを含めて議論を行います。
リンク先でもう少し趣旨などを説明しています。9月なのでまだまだ先ですが、有益な議論ができたらと思っています。
また、昨日、早稲田学内研究費で申請した量子認知をテーマにした研究費の交付が決まりました。学内研究費の中の一つなので小額ではあるのですが、比較的大規模に実験をやりたいところだったのでとてもありがたいです。
早稲田大学特定課題研究基盤形成『量子認知に基づく解釈多様な文章理解過程の数理的解明』、研究代表者
少しずつ進めていきます。
関連して、今年の認知科学会の全国大会でオーガナイズドセッションを行います。
非可換確率論を用いた認知科学(量子認知)の基礎と展開可能性
プログラムとしては、量子認知分野のいくつか主な研究紹介を私が、非可換確率論(量子確率論)の必要な部分の基礎の紹介を西郷甲矢人さんが、ご自身の量子認知関連の研究紹介を山田真希子先生が行い、最後にディスカッサントとフロアを含めて議論を行います。
リンク先でもう少し趣旨などを説明しています。9月なのでまだまだ先ですが、有益な議論ができたらと思っています。
また、昨日、早稲田学内研究費で申請した量子認知をテーマにした研究費の交付が決まりました。学内研究費の中の一つなので小額ではあるのですが、比較的大規模に実験をやりたいところだったのでとてもありがたいです。
早稲田大学特定課題研究基盤形成『量子認知に基づく解釈多様な文章理解過程の数理的解明』、研究代表者
少しずつ進めていきます。
『認知科学』圏論特集が含まれた号がJ-STAGEでオープンになりました [読書記録・日記]
タイトルの通り、認知科学圏論特集が含まれた号がJ-STAGEでオープンになりました。
各論文や記事の内容は、とびら記事「特集「圏論は認知科学に貢献できるか」の編集にあたって」の3節に記載があります。ご参考にしていただき各論文や記事を読んでいただけたら嬉しいです。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jcss/list/-char/ja
各論文や記事の内容は、とびら記事「特集「圏論は認知科学に貢献できるか」の編集にあたって」の3節に記載があります。ご参考にしていただき各論文や記事を読んでいただけたら嬉しいです。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jcss/list/-char/ja
ヴァージニア・ウルフ『自分ひとりの部屋』 [読書記録・日記]
ヴァージニア・ウルフの『自分ひとりの部屋』を読んだ。フェミニズム評論の古典と裏表紙にあるように、有名だと思うのだけれど、これまで読んだことがなかった。何度か引用されている本を見て気になっていて、先日のソルニットの本繋がりでやっと読んだ。
フェミニズム評論としてはもちろんだけれど、物語形式で語られていて、情景や思考が美しく、楽しかった。ウルフはあまり読んだことがないけれど、いつも、最初に物語に入り込むまで、少しその書き方に慣れない。だけれど、一回入ってしまうと、とても楽しい。そして、芸術や文学の論考としてもとても面白かった。
------------
これらの本を読むと、まるで診察台に横になり五感に手術を施されたようで、以前よりもっと鮮明にものが見え、世界は覆いを剥がされ、より強烈な生命を与えられたように感じます。非現実ときっぱり決別して生きているのは羨むべきひとたちで、頭を打たれてもそれとわからず気にもしないのは哀れむべきひとたちです。したがって、お金を稼いで自分ひとりの部屋をお持ちくださいと申し上げるとき、わたしはみなさんに<現実>を見据えて生きてくださいとお願いしています。<現実>を前にした人生は、それを本に書いてひとに知らせることができるかはともかく、活気のあるものになるでしょう。
------(pp.190-191、ペーパーバック版)-------
フェミニズム評論としてはもちろんだけれど、物語形式で語られていて、情景や思考が美しく、楽しかった。ウルフはあまり読んだことがないけれど、いつも、最初に物語に入り込むまで、少しその書き方に慣れない。だけれど、一回入ってしまうと、とても楽しい。そして、芸術や文学の論考としてもとても面白かった。
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これらの本を読むと、まるで診察台に横になり五感に手術を施されたようで、以前よりもっと鮮明にものが見え、世界は覆いを剥がされ、より強烈な生命を与えられたように感じます。非現実ときっぱり決別して生きているのは羨むべきひとたちで、頭を打たれてもそれとわからず気にもしないのは哀れむべきひとたちです。したがって、お金を稼いで自分ひとりの部屋をお持ちくださいと申し上げるとき、わたしはみなさんに<現実>を見据えて生きてくださいとお願いしています。<現実>を前にした人生は、それを本に書いてひとに知らせることができるかはともかく、活気のあるものになるでしょう。
------(pp.190-191、ペーパーバック版)-------