認知科学に論文が掲載されました [研究業績]
学術雑誌『認知科学』にJAISTの日高さんとの共著論文『読者の熱中に伴う仮想の変化:仮想の特徴づけとして』が掲載されました(vol25(2),pp.188-199)。
「私たちは,目の前にあるもの,触れられるもの,聞こえるもの,食べられるもの,香るもの,そういった外界に存在する対象を認識し操作するのみならず,現実には存在しないものや物理的にありえないことを仮想することができる.たとえば,人間は天国や地獄といった異界や,虚数やゼロなどの存在しない概念を思い描き実感することができ,種々の芸術作品として物理的に表出させることもできる.著者らは,こういった仮想の能力によって,私たちの生は精神的にも,また物理的にも豊かになっていると考える.」
という文から始まる論文で、「仮想」を思考実験から特徴づけ、またその研究方法について議論しています。この文にあるように、「仮想」はごく一般的で私たちが日々行なっている活動です。しかし、外部刺激との対応づけが難しいため、科学的に研究することは難しい対象でもあります。本論文では、この仮想について読書を例に取り上げ論じています。
様々な方に読んでいただけたら嬉しいです。
「私たちは,目の前にあるもの,触れられるもの,聞こえるもの,食べられるもの,香るもの,そういった外界に存在する対象を認識し操作するのみならず,現実には存在しないものや物理的にありえないことを仮想することができる.たとえば,人間は天国や地獄といった異界や,虚数やゼロなどの存在しない概念を思い描き実感することができ,種々の芸術作品として物理的に表出させることもできる.著者らは,こういった仮想の能力によって,私たちの生は精神的にも,また物理的にも豊かになっていると考える.」
という文から始まる論文で、「仮想」を思考実験から特徴づけ、またその研究方法について議論しています。この文にあるように、「仮想」はごく一般的で私たちが日々行なっている活動です。しかし、外部刺激との対応づけが難しいため、科学的に研究することは難しい対象でもあります。本論文では、この仮想について読書を例に取り上げ論じています。
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2018-06-15 21:26
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