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『認知科学』特集号「圏論は認知科学に貢献できるか」もうすぐ [読書記録・日記]

提案から編集まで担当している、『認知科学』特集号「圏論は認知科学に貢献できるか」のゲラ校正が先週全部終わりました(はず)。来月始めに発刊予定です。その2週間後にjstageで無料で閲覧可能になるはず。
研究論文の数は多くないのですが、招待論文と解説記事などもあって、充実していると思います。また発刊されたら内容の概要を書きます。
圏論は炎上するともっぱらの噂ですが(なんで単なる数学が炎上するのか謎だけど)、とびら記事の私が書いた部分が、多少燃えやすい感じかもしれない。

最近やっと(そしてタイムリーに)レベッカ・ソルニットの『説教したがる男たち』を読みました。フェミニズムの有名な部分はもちろん良かったけど、6章のヴァージニア・ウルフ「未来は暗い。思うにそれが、未来にとって最良の形なのだ」という一節から始まる文章がとても良かった。未知なものを未知と認めることこそが希望なのだ、と言う話。個人的には西郷・田口の「〈現実〉とは何か」の決定論を否定するあたりとちかしい。そして、ちょうどそういうこと、決まらないことに持ち堪えること、を意味理解の文脈で考えていたので、それもあって楽しかった。
よすぎて、ウルフの日記も買ってしまった。


説教したがる男たち

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  • 出版社/メーカー: 左右社*
  • 発売日: 2018/11/15
  • メディア: Kindle版




ある作家の日記 新装版

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  • 出版社/メーカー: みすず書房
  • 発売日: 2020/05/22
  • メディア: 単行本




〈現実〉とは何か (筑摩選書)

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  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2019/12/13
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