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年末年始に読みたい本とおすすめの本 [読書記録・日記]

年末年始、やっと冬休みで、講義に関して一週間忘れることにして、論文を書いて本を読んでいます。読みたい本が多すぎて、全部は読めないのですが。きっとあっという間に冬休みが終わってしまう。

最近読んでよかったのは、川上弘美の『溺レる』『いとしい』、橋本治の『百人一首がよくわかる』、結城浩の『数学ガールの秘密ノート/やさしい統計』あたりでしょうか。最後のは、いま統計に関する講義を担当しているので、わかりやすかったら学生さんにお薦めしようかなーと思って読んで確かにわかりやすかったので、年明けに紹介しようかな。内容は分散や偏差値あたりまでがメインでゆっくりなので、このあたりで困っている学生には良さそう。

読んでいて途中なのは西郷甲矢人・能見十三『圏論の道案内』(ベーシック圏論に勉強会が移ってしまったので)、澁澤龍彦『高岳親王航海記』、西郷甲矢人・田口茂『<現実>とは何か』、リサ・フェルドマン・バレット『情動はこうしてつくられる』、嶋田総太郎『脳のなかの自己と他者』あと何かあったような...。どれも面白いです。嶋田先生のも最初だけになってしまっていて早く読みたい。

この中でいま一番読みたいのは『<現実>とは何か』。現象学の研究者(田口先生)と圏論の研究者(西郷君)の共著で、いま二章まで読んだけれど、すごく面白い!こんなに面白いとは!!!仏典や現象学の書籍の感じがしつつ、平易に深く書かれていて、静かでストレートで激しくてとても好き。一章は物理、二章は数学(をネタにした)の話だった。この先がとても楽しみ。全部読んだら感想を書こう。私自身の文章理解の研究とも繋がる部分を感じていて、直接的に研究とも関連すると思う。

あとまだ読んでいないけれど数学ガールシリーズの『数学ガール/ガロア理論』も読みたい。あと、本当はずっと積ん読になっている『百年の孤独』も読みたい。

しかし、論文も書きたい。論文、毎日ちょっとしか進まないけど、やれば進むんだなということをこの数日実感していて(当たり前だけど)、あと数日あれば第一稿が終わりそう。なんとか冬休み中+αで書き上げたい。


〈現実〉とは何か (筑摩選書)

〈現実〉とは何か (筑摩選書)

  • 作者: 西郷 甲矢人
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2019/12/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)





溺レる (文春文庫)

溺レる (文春文庫)

  • 作者: 川上 弘美
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2002/09/03
  • メディア: 文庫




数学ガールの秘密ノート/やさしい統計 (数学ガールの秘密ノートシリーズ)

数学ガールの秘密ノート/やさしい統計 (数学ガールの秘密ノートシリーズ)

  • 作者: 結城 浩
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2016/10/29
  • メディア: 単行本




百人一首がよくわかる

百人一首がよくわかる

  • 作者: 橋本 治
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/04/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




脳のなかの自己と他者: 身体性・社会性の認知脳科学と哲学 (越境する認知科学)

脳のなかの自己と他者: 身体性・社会性の認知脳科学と哲学 (越境する認知科学)

  • 作者: 嶋田 総太郎
  • 出版社/メーカー: 共立出版
  • 発売日: 2019/09/07
  • メディア: 単行本




圏論の道案内 ~矢印でえがく数学の世界~ (数学への招待シリーズ)

圏論の道案内 ~矢印でえがく数学の世界~ (数学への招待シリーズ)

  • 作者: 西郷 甲矢人
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2019/08/09
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




数学ガール/ガロア理論 (数学ガールシリーズ 5)

数学ガール/ガロア理論 (数学ガールシリーズ 5)

  • 作者: 結城 浩
  • 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
  • 発売日: 2012/05/30
  • メディア: 単行本



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