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カルロ・ロヴェッリ『世界は「関係」でできている』 [読書記録・日記]


世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

カルロ・ロヴェッリの『世界は「関係」でできている」を読みました。
最近は講義資料作成のために、前に読んだ本を読み直すことが多く、新しい本は久しぶりかも?
量子物理の夜明けの話から、その解釈のいくつかの説の紹介をし、そのあとで著者の解釈を述べる。さらに、実在論を論じるのにボグダーノフとレーニンの議論や歴史に行き、そのあと意識や認知の話になる。
個人的にはやはり物理の部分が一番面白く、歴史の部分も興味深いけど、意識のあたりについては爪が甘い気もした。このあたりはドナルド・ホフマンの『世界はありのままに見ることができない』の方が過激で好き。

「思うに、わたしたちは量子論を通して、あらゆる存在の性質、すなわち属性が、じつはその存在の別の何かへの影響の及ぼし方にほかならない、ということを発見した。」(p.86)



世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

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世界はありのままに見ることができない なぜ進化は私たちを真実から遠ざけたのか

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