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いろいろ [読書記録・日記]

先週木曜日から土曜日まで認知科学会があり、オーガナイズドセッションx2で話したのと、総会の議長を担当しました。オーガナイズドセッションの(自分の)話は、自分にとって新しい部分はほんの少ししかなかったので、やはりもっと研究をしたいと思う。初年度はしょうがない部分はあるけれど。
学会は楽しかったけれど、対面で会えたらもっとよかったな。

認知科学講座の4巻が著者用の献本として一冊大学に届いていて嬉しい。他の章を読むのが楽しみ。他の巻も買った。ただ、よく意外に思われるのだけれど、私は読むのが遅い。斜め読みできないし。いつ読み終えるかな。他にも積読本ばかりが増えてしまう。
(ちなみにamazonのリンクを見ると10月発売になっているけど、9/16発売)

西郷君がいろいろな人と対談し、認知科学枠で私も話した『圏論の地平線』も11月の下旬に発売が決まったみたい。よかった。すごく厚い本になったっぽい。こちらも楽しみ。


認知科学講座4 心をとらえるフレームワークの展開

認知科学講座4 心をとらえるフレームワークの展開

  • 出版社/メーカー: 東京大学出版会
  • 発売日: 2022/10/11
  • メディア: 単行本





圏論の地平線

圏論の地平線

  • 作者: 西郷 甲矢人
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2022/11/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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小島 寛之『確率的発想法』 [読書記録・日記]

先日、人に教えてもらって小島 寛之『確率的発想法』を読みました。
思に経済学の観点から確率的な思考について書かれていて、私はあまりもったことのない思考で新鮮でした。冒頭天気予報の話を椎名林檎の『闇に降る雨』を引用して始めるのもすごくクール。ただし、やっぱり、不確実性はどっちかっていうとネガティブな感じで捉えられているのかも。


確率的発想法~数学を日常に活かす

確率的発想法~数学を日常に活かす

  • 作者: 小島 寛之
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2004/02/29
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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追伸 カルロ・ロヴェッリ『世界は「関係」でできている』 [読書記録・日記]

昨日のカルロ・ロヴェッリ『世界は「関係」でできている』、意識の部分で進化論と相対情報(相関)の話があり、進化論の部分

「(前略)それらの構造の機能は、それらの構造の目的ではない。話はまったくその逆で、それらの構造が存在するからこそ、生命体が生き延びられる。生きるために愛するのではなく、愛するから生きているのだ。」(p.169)

というところ、目的論的よりも進化論的な(適応的な)見方の方がロマンチックで面白かった。
講義でも目的論を否定していくと、だんだん学生が夢を失っていく感じがするときがあるのだけど、話はほんとはそうでもないと思う。
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カルロ・ロヴェッリ『世界は「関係」でできている』 [読書記録・日記]


世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

カルロ・ロヴェッリの『世界は「関係」でできている」を読みました。
最近は講義資料作成のために、前に読んだ本を読み直すことが多く、新しい本は久しぶりかも?
量子物理の夜明けの話から、その解釈のいくつかの説の紹介をし、そのあとで著者の解釈を述べる。さらに、実在論を論じるのにボグダーノフとレーニンの議論や歴史に行き、そのあと意識や認知の話になる。
個人的にはやはり物理の部分が一番面白く、歴史の部分も興味深いけど、意識のあたりについては爪が甘い気もした。このあたりはドナルド・ホフマンの『世界はありのままに見ることができない』の方が過激で好き。

「思うに、わたしたちは量子論を通して、あらゆる存在の性質、すなわち属性が、じつはその存在の別の何かへの影響の及ぼし方にほかならない、ということを発見した。」(p.86)



世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論

  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2021/10/29
  • メディア: Kindle版




世界はありのままに見ることができない なぜ進化は私たちを真実から遠ざけたのか

世界はありのままに見ることができない なぜ進化は私たちを真実から遠ざけたのか

  • 出版社/メーカー: 青土社
  • 発売日: 2020/09/24
  • メディア: Kindle版



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創発的研究支援事業融合の場 [読書記録・日記]

創発的研究支援事業で「融合の場」というイベントが各地で開催されます。創発的研究支援事業はパネル(領域みたいなの)で分かれているのですが、それが融合する場(地域ごと)なのでこの名前がついています(たぶんきっと)。創発研究者以外にも公開される日がありますので、ご興味がある方はご参加ください。ちなみに私は6/13の京都大学に出ます。翌日からJSAI@京都なので、人工知能学会にいらっしゃる方はついでにいかがでしょうか?

以下JSTの案内文より。
 JST創発的研究事業では、本年5月下旬〜6月にかけて、全国14カ所で研究領域を超えた融合を図るための公開シンポジウム「融合の場」を開催いたします。現在「創発」事業で進行している研究内容を分かりやすく説明・紹介させていただきます。「創発」事業にご関心のある方々、また研究者の皆さまのご参加をお待ちしております。
 なお、開催方法は各会場でのリアル参加、或いは、ウエビナーでのオンライン参加になります(新型コロナウイルス感染症の状況により変更の可能性があります)。
開催会場、申し込み方法については、下記JST「創発」のホームページをご参照ください。
 URL:https://www.jst.go.jp/souhatsu/event/pff_22/index.html
プログラムなど順次公開していく予定です。
 また、現地参加ご希望の場合、コロナ感染症対策として健康情報自己申告書(参加申し込みHPよりダウンロード)をご記入の上、当日会場受付へご提出お願い致します。
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研究室HP [読書記録・日記]

暫定版ですが、研究室のHPを作成しました。
https://sites.google.com/view/fuyamalab

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立命館大学文学部准教授に着任しました [読書記録・日記]

2022年4月1日をもって、立命館大学文学部准教授に着任しました。
人間研究学域教育人間学専攻所属になります。
今後とも自分のやりたい研究を楽しくがんばるとともに、教育も進めていきたいと思います。そのうち、研究室のHPも公開すると思います。

また、本日から創発的研究支援事業の研究も初年度となりました。
https://www.jst.go.jp/souhatsu/research/researcher_2021ha.html
一緒に研究を進めてくれる学生さんも募集中です。ご興味のある方は布山までご一報ください(メール:mifuyama(あっと まーく)fc.ritsumei.ac.jp)。

初めての専任教員ということで、とても嬉しく、また未知な部分もあります。これまで支えてくださった皆様、ありがとうございました。引き続き、上の通り楽しくがんばります。
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日本認知科学会編集委員 [読書記録・日記]

新年度になって、早稲田も三年目になりました。
本年度から四年間、日本認知科学会編集委員をつとめることになりました。宜しくお願いします。
また、JSPS科研費の若手研究で交付内定をいただきました。ありがとうございます。
これで解釈学的循環の研究(科研費)と量子認知の研究(学内研究費)を並列で行えそうです。量子認知の研究が、被験者数がかなりかかりそうで、思ったよりお金がかかりそうなので、その意味でもとてもありがたい...。

四月五月もちょっとすごく忙しそうなので、なんとか乗り切るべく楽しくがんばります。
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量子認知関連 [読書記録・日記]

文章の解釈の重ね合わせみたいなものを研究したい、という理由で量子認知に興味があって、勉強中です。

関連して、今年の認知科学会の全国大会でオーガナイズドセッションを行います。
非可換確率論を用いた認知科学(量子認知)の基礎と展開可能性
プログラムとしては、量子認知分野のいくつか主な研究紹介を私が、非可換確率論(量子確率論)の必要な部分の基礎の紹介を西郷甲矢人さんが、ご自身の量子認知関連の研究紹介を山田真希子先生が行い、最後にディスカッサントとフロアを含めて議論を行います。
リンク先でもう少し趣旨などを説明しています。9月なのでまだまだ先ですが、有益な議論ができたらと思っています。

また、昨日、早稲田学内研究費で申請した量子認知をテーマにした研究費の交付が決まりました。学内研究費の中の一つなので小額ではあるのですが、比較的大規模に実験をやりたいところだったのでとてもありがたいです。
早稲田大学特定課題研究基盤形成『量子認知に基づく解釈多様な文章理解過程の数理的解明』、研究代表者

少しずつ進めていきます。
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『認知科学』圏論特集が含まれた号がJ-STAGEでオープンになりました [読書記録・日記]

タイトルの通り、認知科学圏論特集が含まれた号がJ-STAGEでオープンになりました。
各論文や記事の内容は、とびら記事「特集「圏論は認知科学に貢献できるか」の編集にあたって」の3節に記載があります。ご参考にしていただき各論文や記事を読んでいただけたら嬉しいです。
https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jcss/list/-char/ja
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