『認知科学』特集号「圏論は認知科学に貢献できるか」もうすぐ [読書記録・日記]
提案から編集まで担当している、『認知科学』特集号「圏論は認知科学に貢献できるか」のゲラ校正が先週全部終わりました(はず)。来月始めに発刊予定です。その2週間後にjstageで無料で閲覧可能になるはず。
研究論文の数は多くないのですが、招待論文と解説記事などもあって、充実していると思います。また発刊されたら内容の概要を書きます。
圏論は炎上するともっぱらの噂ですが(なんで単なる数学が炎上するのか謎だけど)、とびら記事の私が書いた部分が、多少燃えやすい感じかもしれない。
最近やっと(そしてタイムリーに)レベッカ・ソルニットの『説教したがる男たち』を読みました。フェミニズムの有名な部分はもちろん良かったけど、6章のヴァージニア・ウルフ「未来は暗い。思うにそれが、未来にとって最良の形なのだ」という一節から始まる文章がとても良かった。未知なものを未知と認めることこそが希望なのだ、と言う話。個人的には西郷・田口の「〈現実〉とは何か」の決定論を否定するあたりとちかしい。そして、ちょうどそういうこと、決まらないことに持ち堪えること、を意味理解の文脈で考えていたので、それもあって楽しかった。
よすぎて、ウルフの日記も買ってしまった。
研究論文の数は多くないのですが、招待論文と解説記事などもあって、充実していると思います。また発刊されたら内容の概要を書きます。
圏論は炎上するともっぱらの噂ですが(なんで単なる数学が炎上するのか謎だけど)、とびら記事の私が書いた部分が、多少燃えやすい感じかもしれない。
最近やっと(そしてタイムリーに)レベッカ・ソルニットの『説教したがる男たち』を読みました。フェミニズムの有名な部分はもちろん良かったけど、6章のヴァージニア・ウルフ「未来は暗い。思うにそれが、未来にとって最良の形なのだ」という一節から始まる文章がとても良かった。未知なものを未知と認めることこそが希望なのだ、と言う話。個人的には西郷・田口の「〈現実〉とは何か」の決定論を否定するあたりとちかしい。そして、ちょうどそういうこと、決まらないことに持ち堪えること、を意味理解の文脈で考えていたので、それもあって楽しかった。
よすぎて、ウルフの日記も買ってしまった。