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『認知科学』に書評が掲載されました [読書記録・日記]

前の記事で予告していた『認知科学』に書いた書評「西郷 甲矢人・田口 茂 (2019). 〈現実〉とは何か:数学・哲学から始まる世界像の転換 筑摩書房」がJ-Stageで公開されました。
なお、著者版との違いは、引用文部分の句読点がカンマとピリオドに修正されたことだけです。
この書評は認知科学者向けに書いたので、このブログで書いたざっくりとした所感の方がいい加減だけれど、直裁な感想に近いかもしれない。

書評を読んでくださった方から感想をいただいたり、何人と少し本書について話したりして面白かったこととして、それらの多くの人がこの本を「自分に宛てられた本である」「自分の主張を別の言葉で書いた本だ」というように感じられたということがある。この本には、そういう風に思わせる作用があるのだと思う。自分のことが書かれている、と思わせるのは、なかなかすごい。


〈現実〉とは何か ──数学・哲学から始まる世界像の転換 (筑摩選書)

〈現実〉とは何か ──数学・哲学から始まる世界像の転換 (筑摩選書)

  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2020/04/03
  • メディア: Kindle版



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